目指したのは万国カレンダー?日本の
暦にも、大安、仏滅などが吉凶日が記されているものもあるが、このバリカレンダーにはそういった吉凶日などがものすごく小さいポイントでびっしりと書かれている。また、バンバン氏は万国カレンダーを目指したようで、英語はもちろん、「SANGATSU」「Nichiyobi」など日本語や他の国での呼び方も表記されている。
バリカレンダーを読解するのは難しいし、必要もないが、見ていると、よくできてるな〜と感心するし、人の営みって面白いと思える。
暦、少しだけ触れてみると・・・
<サカ暦>いわゆる太陰
暦のようなもので、月が満ちる期間のタンガルと欠ける期間のバンロンに分けられている。1年は12ヵ月だけど、1ヶ月は30日周期だから年号は当然ずれてくる。上のバリカレンダーを見ていただくと分かるが、2008年という年号の横に赤でSAKA:1929と書かれているが、2008年はサカ
暦では1929年だ。サカ
暦を元に行われる祭事として代表的なのは「ニュピ」である。
<ウク暦>寺院のお祭りはもちろん、結婚式や引越し、散髪をするのに良い日とか、何にお供えモノをすればよいかなどがこのウク
暦や、ウク
暦とサカ
暦を組み合わせで決まっている。
バリ島で、ある日の午後外出しようとしたら、宿のほとんどの男性スタッフが散髪したての頭だったのでたずねたところ、「今日は散髪したらいい日なんだよ」と教えてくれたことがある。
このウク
暦、簡単に言うといわゆる「週」にあたる「Wara」が10種類あって、それが同時平行に進行する。
1週間は7日だけじゃない10種類の週とは、1日だけの週〜10日ある週の10種類で、1ウク(1年にあたる)の基本は、7日ある週(Saptawara)が30週、つまり210日となり、その10週の組み合わせで吉凶日というか、何をするのに適した日かを判断することができるようになっている。また、いわゆる「曜日」にあたるものの呼び名も日、月、火、水・・・のように各週ごとに決まってい・・・とまあ、これだけでさっぱり意味がわからなくなってきていることと思うが・・・
新年祭:ガルンガン〜クニンガンバリ島の一番大きなお祭りの日は
ガルンガン(Galungan)〜
クニンガン(Kuningan)までの10日間で、この期間、島中のあちこちのお寺で祭礼が行われている。
ガルンガンというのは、7日週(Saptawara)の11週目(Dunggulan)週のうちの、5日週の5日目(Kliwon)と、Saptawaraの4日目(Buda)が重なる日。まあ、この複雑な組み合わせも、バリカレンダーを見れば「Hari Raya Galungan」と書いてくれているので、一発で分かるわけだ。
210日がお祭りのサイクルまた、210日周期だから今年の1月1日に
バリ島のどこかで見たお祭りをもう一度みたいと来年の1月1日に行っても見れない。1月1日がどんな吉日かをバリカレンダーで確認しておけば、次のその吉日に同じお祭りを見れる確率が高いのだ。
暦を操ることができるのは宗教的職能者だけだったそもそもこの複雑怪奇な
暦の組み合わせシステムは「ロンタル」という僧侶や呪術師に必要な知識を伝授する虎の巻にしか記載されておらず、特殊技能者のみがこの組み合わせの理屈を身につけていた。なので、このバリカレンダーができるまで、人々は吉凶日を知るために、僧侶や呪術師に伺いを立てていたのだ。もちろん、今でも大切なことを決断するのにはおうかがいを立てるのだけど・・・。
KajengKliwonとは・・・ちなみに、本ブログのサブタイトル「
KajengKliwon(カジュン・クリウォン)」は、この
暦にちなんでいて、3日週(Triwara)のKajeng日と5日週(Pancawara)のKliwon日が重なった日、つまり15日に1回めぐってくる吉日のこと。15日サイクルは、1〜10の公倍数から考えてもいろいろな吉日と重なる確立が高いのだが、重ならない時でも一般に、悪霊に対して捧げものをするのに吉といわれている日である。
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