アジアの好奇心~KajengKliwon
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在インドネシアの皆様★Topics005
2008/08/01 01:31 [Fri]
category:Topics
音楽学者・ガムラン奏者中川真氏が代表を務めるガムラングループ「マルガサリ」が、8月インドネシア公演を行う。演目はマルガサリ版『桃太郎』全五場。

日本のガムラングループがインドネシアで!?、しかも日本人なら誰もが知ってるあの「桃太郎」の物語!?ガムラン演奏と桃太郎!?・・・在インドネシアの皆様、インドネシア旅行を計画中の方、そのエキセントリックな時間と空間にぜひ立ち会っていただきたい。

momotaro01
copyright Margasari/2007年大阪公演@一心寺シアター倶楽

マルガサリ版『桃太郎』全五場
Gamelan Theatre “Momotaro - The Peach Boy”

インドネシア公演スケジュール
ジャカルタ(8月23日)、ジョクジャカルタ(8月26日・27日)、スラバヤ(8月29日)        

●ジャカルタ公演
演目:Gamelan Theatre “Momotaro - The Peach Boy”
日時:2008年8月23日 20:00-(予定)
会場:Bentara Budaya Jakarta
入場料:無料

●ジョクジャカルタ公演
演目:Gamelan Theatre “Momotaro - The Peach Boy”
日時:2008年8月26日 20:00-(予定)
会場:Taman Budaya Yogyakarta
入場料:無料

演目:Javanese Classical Music
日時:2008年8月27日 20:00-(予定)
会場:Institut Seni Indonesia Yogyakarta
入場料:無料

●スラバヤ公演
演目:Gamelan Theatre “Momotaro - The Peach Boy”
日時:2008年8月29日 20:00-(予定)
会場:Cak Durasim Surabaya
入場料:無料

momotaro02 momotaro03 momotaro04 momotaro04
copyright Margasari/2007年大阪公演@一心寺シアター倶楽

マルガサリ、マルガサリ版『桃太郎』については以下(開催案内資料より)

マルガサリ
大阪府豊能町の「スペース天」を拠点として1998年に誕生。ジャワ地方の古典音楽を源流としながら、先鋭的な現代作品にまでレパートリーを広げる。野村誠、北浦恒人、エイスマ(オランダ)、フッド(アメリカ)、アスモロ(インドネシア)、スボウォ(同)らがマルガサリに新作を寄せています。また、インドネシア芸術大学との舞踊劇『千の産屋』、たんぽぽの家(奈良市)との『さあトーマス』など、多くの共同作品を生んでいます。2003年にCD『ガムランの現在 Vol.1』をリリースしました。代表は中川真。音楽顧問はシスワディ(インドネシア芸大教官)と野村誠。

マルガサリ版『桃太郎』
マルガサリ版『桃太郎』は、野村誠(作曲家)の音楽監修のもと、 2001年に制作を開始し、2005年に全5場が完成、2006年に滋賀県甲賀市碧水ホールにて3時間半にわたる全場が上演されました。ガムラン演奏者が俳優やダンサーにもなって舞台上を駆けめぐる画期的な上演方法は、アジア的な劇作法を大胆に押し進めるものとして話題となりました。海外ではこれが初の公演となります。
 「桃太郎」は、よく知られた民話であるとともに、インドネシアやヨーロッパのほか、世界各地に散見される民話と共通する要素を多く持つ、普遍的なテーマを扱っています。マルガサリは、ガムランを媒介にした新しい創作活動をとおして、桃太郎に新しい息吹を与え、世界に発信していきます。


■詳細、お問い合わせはマルガサリHPへ。

本公演の参考にはならないけど、代表の中川真氏は以前このブログでも著書を紹介したことが・・・[深層バリの音風景★Book007
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タグ : ガムラン マルガサリ 中川真 桃太郎 野村誠 インドネシア

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またまた天川★SF009
2008/08/01 16:02 [Fri]
category:Space&Faith(奈良)
恒例の(?)月末検索ワード集計。
7月は天河神社御遷宮20年記念大祭があったこともあり、このお祭り関連ワードで当ブログに来ていただいた方がダントツで1位。[天河神社遷宮20年記念大祭★SF006]。ありがとうございます。

ということで、 8月の天川でのイベント情報を書いておこうと思う。
いずれも情報は天川村役場HPより。

■8月の天川村でのイベント

大峯山洞川温泉『行者祭』
日程:8月2日(土)、3日(日) 終了しました!

gyouzya 画像は天川村HPより拝借

ユニークなひょっとこ踊り(!?)や、役行者が従えた前鬼・後鬼の踊り行列など、いつもは静かな洞川が一気に盛り上がるそう。戦後から行われたようだが、修験道の開祖、役行者が呪術で天皇転覆を謀ったという冤罪で島流しになり、後に無罪が晴れて大峯山に戻った時、村人たちが熱狂的に出迎えた様子を鬼踊りであらわしたという大峯山中随一の奇祭と言われているらしい。
「奈良の魅力映像BOX」に映像あり→洞川 行者祭(2分06秒)

<タイムスケジュール>
8/2(土)
10:00~14:00 頭屋の祭(洞川 花谷丑松宅)
13:00~14:00 健康祈願大護(龍泉寺公園内護摩場)/もちまき(龍泉寺公園)
18:00~19:00 ひょっとこ踊り(増谷石油店⇒彰武)
19:00~22:00 奉納演芸大会(龍泉寺公園)

8/3(日)
13:00~    奈良若草ハーレー会パレード(龍泉寺⇒増谷石油店⇒彰武)
14:00~15:00 稚児行列(龍泉寺⇒鬼の宿)
18:45~19:45 ひょっとこ踊り(洞川区内)
19:00~19:30 鬼の宿・御神火のお勤め(西浦清六)
19:30~21:00 鬼踊り行列/行者連/亀楽会 かっぽれ踊り/柏原地どり 河内音頭
21:00~21:30 御礼護摩(龍泉寺公園内護摩場)
21:30~    花火大会

※詳しくは天川村役場HP 行者祭紹介ページ

●天河大辨財天社『七夕祭・奉納馬弓神事』
日程:8月7日(木)

tanabata 画像は天川村HPより拝借

<タイムスケジュール>
10:30~ お渡り神事   (神馬・彦星馬・織姫馬行列)
      八坂神社参拝
      天河神社参拝 (神前にて弓・矢の拝受式、神馬、射手の拝礼)
      五十鈴の清祓 (神宝五十鈴にて馬場をお清め)
      馬弓神事   (和種馬の鞍上より騎射の技を奉納)
      子供体験乗馬  (地元子供達を対象とした引き馬)

15:00~ 七夕神事
17:00~ 萬霊供養祭  (大銀杏横の七夕会場において)
18:30~ 採燈大護摩奉修(天の川温泉下燈籠流し会場において)
19:00~ 燈籠流し   (弐千基の燈籠が天の川に流されます)

天川村役場HP天河大辨財天社『七夕祭・奉納馬弓神事』 情報ページに詳しい。

次回は個人的にちょっと面白いと思っている洞川のスポット、天川村からの気になるお知らせを書こうと思っている。

タグ : 天河 天川村 役行者 行者祭 七夕祭・奉納馬弓神事 天河大弁財天社

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サンギャン02★Book016
2008/08/05 11:22 [Tue]
category:Book
先にYouTube上のサンギャン・ドゥダリのMovieをあげたが、どうも現時点でそれ以上何か書くのは難しい・・・。ただ、自分がアジアに惹かれて仕方がないこの感覚と「トランス」が、どこかでどうにかつながっているということは確かなような気がする。その繋がりが言語化できないのだけど・・・

tenshi

天使のささやき―宗教・陶酔・不思議の研究』 植島 啓司 (著) 人文書院 (1993/02)
※[ミル・ブックス]にて中古書取り扱い有

37: あらゆる病気とか事故は、悪霊の直接的な介入によって惹き起こされる、とバリの人々は考えている。
38: そんな時、人々はサンギャンというトランス・ダンスを催して、災厄に対抗するのだ。
39: バリでは、周知の通り、多くの祭儀が毎日のように執り行われている。サンギャンもその一つであるが、現在では、観光客のために行われる場合(ボナ、プリアタン)を除いては、なかなか見ることができない。それは本来特殊な機会にのみ実施されたもので、その記録も数少ないのである。

(中略)

74: ともかく、ぼくたちは、サンギャンの調査を行いながら、一つの結論として、実はかつては無数のサンギャンがこの島に存在したと考えるようになり、それがヒンドゥ=ジャワ文化より以前のものだという認識に至ったのである。

75: バリ島の宗教儀礼を観察していて、もっとも興味ぶかいことは、「超自然の悪意に対抗する唯一の手段は人間の錯乱状態である」ということだろう。
76: J・ハクスレーは「一つの安定したパターンから別のパターンには、ちょっと考えられないような突破を行うことによってしか、移行がかちとれない」と書いた。
77: サンギャンの錯乱状態(トランス)こそ、まさにそれなのである。
(*文頭の番号は断章番号、本文まま)



また、本書では白虎社の大須賀勇氏との対談も。

大須賀「亡くなったマンダラさん、20年代にオランダやパリ(Paris)でバリの演劇を披露してアルトーに影響を与えた際のメンバーだった人ですが、彼は白虎社をはじめ見て、バリに古くから伝わるトランスの踊り、サンギャンと通じると言ったんです。」
(中略)
大須賀「(バリ島では)ダンサーが観光ガイドをやったり絵を描いたり、畑仕事をしたり、ジャンルを軽やかに飛び越える。一芸を極める日本的精神とはほど遠いんだ。芸術家=苦悩という近代の意識から自由ですね。忘れる能力ですかね。トランスは、あれは覚えているんですか。」
植島「自我が収縮していって、そこに異質なものが入ってきて、自我がなくなるくらいのトランスが普通と考えがちですけど、熟練のシャーマンだと、自我が少し収縮するだけでトランス状態に入れるんですね。」
大須賀「ぼくたちの踊りも、まず自分をからっぽにもっていくんですが、人形浄瑠璃の人形と操り師のように、別の視線が一人の人間に共存する状態が必要になってくるんです。」

(*( )内補足、引用者。また、「マンダラさん」については、以前ジョン・コーストの記事中で少しだけ書いた。[ステージで見せたい★CD003])


ということで、今回は(も)何が言いたいのか混迷・・・以下、白虎社の映像。

Butoh
Attention! The YouTube addict.

タグ : 植島啓司 サンギャン 白虎社 トランス

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あのお二方が!!★Topics006
2008/08/05 21:30 [Tue]
category:Topics
植島啓司氏の著書を書いたのに続き、講座のお知らせ・・・
あのお二方のトークバトルです(驚!)。

@朝日カルチャーセンター|大阪センター

植島啓司VS鷲田清一「生きること、死ぬこと」

■講師
植島 啓司(宗教人類学者)
鷲田 清一(大阪大学総長)

ueshima washida 
※画像は[ A HARD DAY'S NIGHT 1992/4月号]より拝借しました。

■曜日時間期間
10月21日(火) 19:00~20:30

■受講料
会員  3,150円
一般  3,465円

■講座の内容

臨床哲学の鷲田清一(大阪大学総長)と宗教人類学の植島啓司は、いまから30年近く前、関西大学文学部哲学科で一緒に教えていた。
鷲田はメルロ=ポンティの演習を、植島はレヴィ=ストロースの演習をやっていた。2人の仕事はまったく対照的でありながら、一方ではとてもよく似ていた。鷲田は人と人との間のほんのわずかな心の揺れに感覚を研ぎ澄ませ、植島は大胆にも感性というのはわずか2種類しかないと言い切るのだった。それからそれから長い年月が経過し、再び2人は出会うことになった。
テーマは「生と死をめぐる今日的問題をどのように理解すべきか」。多くの方々とともに考えてみたいと思います。


詳細・申込ページはこちら

タグ : 植島啓司 鷲田清一 朝日カルチャーセンター

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バリ人によるバリ誌★Book017
2008/08/07 01:10 [Thu]
category:Book
随分以前に購入して、当時は全く受け付けなかったのだけど、面白かった本。2007年6月に増補新版が出ている(未読)。鏡味治也、中村潔訳。

プトゥ・スティアのバリ案内プトゥ・スティアのバリ案内
(1994/12)
プトゥ スティア

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たとえば、当ブログでも書いたことがある、バリカレンダーの作者として、今もカレンダーに写真が載っているI Kt. Bangbang Gde Rawiさんがバリカレンダーを作るようになったきっかけだとか、タジェン(闘鶏)にはどうやって賭けるのか、システムはどうなっているのかとか・・・そういうことが、詳細に書かれている。
[過去記事:バリカレンダー★雑貨005
[過去記事:鶏に賭ける★Movie018

著者の関心が、文化、宗教、歴史、観光化に高いようなので、そちらに偏ってはいるが、たとえば他にも、風葬の村トゥルニャンの現状や、お祭りで演じられて何が面白いのかさっぱりわからなかったバリの大衆演劇のストーリー、ネカ美術館ネカさんの苦労話とバリ絵画の話等々・・・バリ人以外が調べたのでは辿りつかないだろう情報も多く、個人的には興味深かった。

著者プトゥ・スティア氏はバリ人だけど、ジャーナリストとしてヨクヤカルタで活動し、しばらくバリ島とは少し距離をおいた生活をしておられた。バリ島を見つめなおす機会があり、自分が青年期までを過ごしたバリと現状は何がどう変わっているのかを書きとめたのが本書。1986年までの状況なので、それからさらにバリは変化しているが、増補新版にはそこからさらに20年後という補足もあるよう。

プトゥ・スティアのバリ案内 増補新版プトゥ・スティアのバリ案内 増補新版
(2007/06)
プトゥ・スティア

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著者の語り口に手放しの絶賛や批判のようなものは無く、氏が個人的に抱く懸念と怒りのポイントはいくつか見られるものの、「だから何とかしなければ!」的なあつい口調もなく、バリ人がバリ島を歩いて、見て、聞き書きしたことが淡々と書かれている。おそらくそこが購入当初全く受け付けなかった理由でもあり、今(ブログを書き始めて)、面白いと思う理由なのかもしれない。

諸事情あったのだと思うが、著者も言うように、調査報告書でもなければ観光案内でもないところが、非常に中途半端でもったいない。たとえば写真をつけるだけで随分購読者層の幅が広がりそう。数多ある一般読者向けバリ島本の中でNo,1にディープで正確なガイドブックになると思うんだけどなぁ・・・。

機会があれば、YouTube上の映像と本書の引用で記事も書いてみたい。

以下、目次
-- 続きを読む --

タグ : バリ島 プトゥ・スティア

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Zingaro★Movie021
2008/08/08 12:48 [Fri]
category:Movie
battuta

興味の赴くままに突き詰めていると、時に自分でも忘れそうになるのだが・・・このブログではアジアの何かを考えたり、言及したりするのではなく、なぜアジアは好奇心をかきたてるのか、なぜアジア的なモノに特別な感覚を持つのか、一見、アジアと全く関係が無さそうなものにアジアに惹かれる感覚と非常に近い感覚を持つのはなぜか、またそれに潜むモノは何か、とかいうようなことを考えたいと思っている。

なので、日々の暮らしの中でそういった感覚を抱くものを新たに発見したら、「こ、これは、KajengKliwon(カジュン・クリウォン)や~」と、呪文のように口に出してみたりするのだけど(笑)。

ということで、最近「こ、これは、KajengKliwonや~」と唱えたのは、馬好きの家族のおかげで偶然知った騎馬劇団「Zingaro(ジンガロ)」。2005年に一度来日しているそうで、その時もえらい盛り上がったよう。ネット上で多くのブロガーさんが興奮のレポートをされている。パリ(Paris)でも公演チケットが入手困難なほどの人気だとか。

そのZingaroが来年、2009年再び来日の予定とのこと。
今回は遊牧民をテーマにした「BATTUTA」という新作。


Battuta aux Nuits de Fourvière
Attention! The YouTube addict.

詳細は以下ご参考、アミューズ・プレスリリースより引用

「ジンガロ」は、直径30メートルほどの円形フィールドで、馬と人とが一体となって極限の芸術世界を織り成す感動のスペクタクルです。単に馬に芸をさせるのではなく、馬の野生と人の知性・想像力を融合させることで、「演劇」と「音楽」、「舞台」と「美術」が渾然一体となり、演劇の概念を超越した幻想的な新しい芸術の世界を生み出しています。
「ジンガロ」は、主宰者バルタバスが制作・演出から、オーケストラシェフ、馬と騎手のキャスティング、馬の調教、出演に至るまで全てを指揮し、約3年の月日を費やして、馬と人との相互の信頼関係を築き、ひとつの作品を完成させます。

今回の最新作『BATTUTA(バトゥータ)』は、エネルギッシュでスピード感にあふれ、馬と人間のアクロバティックな要素が満載の作品です。 "放浪の民"という意味を持つ「ジンガロ」の精神(=遊牧民の感性)に着想を得てつくられた本作は、「自由」とそれに隣り合わせにある「危険」をシリアスに表現した内容となっています。過去に中央アジア出身の遊牧民族が支配した歴史をもつ国「ルーマニア」モルドヴァ地方のブラスバンドと、トランシルヴァニア地方のストリングスの2組の楽団(ファンファーレ・シュカール/タラフ・ドゥ・トランシルバニア)による音のコントラストも、物語を彩る重要なポイントとなっています。



2005年来日時の演目はダラムサラのチベット仏教寺院ギュトー寺院の僧侶とコラボレートした「Loungta(ルンタ)」という作品。DVDも出ているようです。
Go to amazon →騎馬オペラ・ジンガロ / ルンタ


Zingaro - Loungta
Attention! The YouTube addict.

2009年の公演概要は以下。

騎馬スペクタクル ジンガロ
演目:BATTUTA (バトゥータ)
日程:2009年1月24日(土)~3月26日(木)
会場:東京木場公園内ジンガロ特設シアター
チケット発売:2008年9月27日(土)
問:チケットスペース 03-3234-9999

公演用の日本語HPはこちら
その他の演目の映像なども少し見れるZingaro 公式HPはこちら 

バルカン、ジプシー、チベット、スペクタクル、ダンス。「こ、これは・・・」

タグ : ジンガロ カジュン・クリウォン バトゥータ ルンタ Zingaro

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マルガサリ版桃太郎★Movie022
2008/08/15 22:34 [Fri]
category:Movie
先日、Topicsで紹介した[過去記事:在インドネシアの皆様★Topics005]、間もなくインドネシアで公演がある、マルガサリ版桃太郎のMovieがYouTubeにアップされた。取り急ぎ情報まで。


マルガサリ桃太郎2007ダイジェスト第1〜2場


マルガサリ桃太郎2007ダイジェスト第3場


マルガサリ桃太郎2007ダイジェスト第4〜5場

タグ : ガムラン マルガサリ マルガサリ版桃太郎 インドネシア公演

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洞川には何がある?01★SF010
2008/08/18 11:35 [Mon]
category:Space&Faith(奈良)
天川、吉野、川上といえば、とにかくこの人なしには語れない。役行者。

gyouzya

これまで過去記事で書いてきた天河大弁財天社などは、天川の「中央エリア」に位置するところばかりだったけど、今回は「洞川エリア」。このエリアはすっかり観光・レジャースポットになっているが、とはいえ役行者に関連するところだらけではある。その中から2回ぐらいに分けていくつか書いてみようと思う。
※天川村のエリアマップはこちら

マニアックなお土産を買う
上の木彫りは、洞川のその名も「行者さん通り」にある「西浦清六本舗」店先の行者像。洞川温泉センターの駐車場、あるいは洞川温泉バス停から徒歩15分くらい?観光客に人気という「山口屋豆腐店」の隣りあたり。

nishiura

各種役行者の木彫りや役行者/蔵王権現Tシャツ、役行者が従えたという前鬼・後鬼ストラップなど、マニアックでユニークなお土産を調達できる。白装束や法螺貝、修験法具もある。もちろん、陀羅尼助丸、吉野葛、ハンカチなど普通のお土産も品揃え豊富。

陀羅尼助

こちらは陀羅尼助丸(胃腸薬)。陀羅尼助丸についてはまた別の機会に書いてみたい。
※電話番号などは、天川村商工会 西浦清六本舗ページ

テーマに潜む驚きのアトラクション
そこから少し進んで橋を渡ると、洞川自然研究路に入り、キャンプ場がたくさんあるエリアに抜ける。この時期はキャンパーも多く。すぐそばに流れる山上川で水遊びを楽しむ子どもたちで賑やか。そんな中に、現れるキレイな建物が「エコミュージアムセンター」。

エコミュージアムセンターのテーマは「自然と水と修験道」???。

エコミュージアムセンター *画像は天川村役場HPより拝借

テーマのうち、自然と水については、地質学、生物学的な資料を子供向けに紹介・展示している。では修験道は?(そもそも、この3つを並列でテーマにするにはかなり無理があると思うんだけど)なんと「西の覗き」がヴァーチャルに体験できるコーナーがある。

西の覗き *画像は天川村役場HPより拝借 

上が大峯山奥駆修行で行われる西の覗き(この写真は入門コースの画像のようだけど)、本来的意味としては、おそらく断崖絶壁に逆さづりのいわば通過儀礼。

エコ覗き

こちらがヴァーチャル西の覗きコーナー。エコミュージアムセンター館内の一番奥にある。台に上って覗き込むと大峯奥駆修行の映像が流れて、クライマックスで「西の覗き」目線の景色が・・・。

※すぐそばまで車でアクセスする場合は、「行者さん通り」から続く「行者の道」に駐車場有。橋を渡ってエコミュージアムセンターに行ける。

エコミュージアムセンターの詳細は・・・こちら

なんちゃって修行体験

大峯山洞川温泉旅館組合の主催で山伏修行を1日だけ体験できるコースの参加者を募集しているよう。修行体験をしてみたいけれど、本格的な大峯奥駆修行まではまだ思い切れない・・・という方に。西の覗きも体験できる。山上ヶ岳に行くので、女人禁制。

行程は、夕方洞川で集合し、精進料理を食べた後、翌朝2時に出発。登山口まで送迎付。午前中には戻ってくる。本格的な奥駆修行については、過去記事をご参照→[吉野には何がある?01★SF003

大峯山(山上ヶ岳)山伏修行一日入門

日程:8/24(日)~25日(月)
    9/6(土)~7日(日)

費用:1泊3食付 大人 \10,500(子ども \7,500)

※各募集日の3日前までに要申込。

詳しくは天川村役場HP

タグ : 天川 洞川 大峯奥駆修行 西浦清六本舗 陀羅尼助丸 役行者

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洞川には何がある?02★SF011
2008/08/19 00:50 [Tue]
category:Space&Faith(奈良)
前回に引き続き洞川。天河大弁財天は何度かブログに書いているものの、敷居が高いというか、多くの人が「パワースポットだ」というわりに、自分は残念ながら何も感じることができないので正直なところ少々苦手である。手放しで「良い」と思えないのはそういうところに理由があると思われるのだけど、洞川は「ここに入るだけでも来るだけの価値がある」というスポットが・・・

洞窟めぐり
洞川で、おそらく一般の人が入れる洞窟は4つ。

1.面不動鍾乳洞
洞川温泉駐車場やバス停から最も近い。入り口までは徒歩でも行けるが、林道用モノレールに乗るのもまた楽しい。

2.蝙蝠(こうもり)の窟
前回書いたエコミュージアムセンターから歩いて5~10分。

3.蟷螂(とうろう=かまきり)の窟
蝙蝠の窟と並んでいる。

4.五代松鍾乳洞
蝙蝠窟、蟷螂窟から歩いて10分~15分。名水「ごろごろ水」の水汲み場(兼駐車場)からすぐ。
こちらは入り口まで林道用モノレールに乗らないと行けない(2008年8月現在)。

入るだけで精神的に不安定になり、五感が混乱してしまうのは3の「蟷螂の窟」。
入り口はこんな感じ。

蟷螂窟入口

受付のようなところで、おばさんに入場料300円(蝙蝠窟と合わせて)を支払って、懐中電灯を借りて入るのだが、驚くほど冷たい風(まるで冷凍庫を開けた時のような)が洞窟内からサァ~っと流れ出てくる。
内部はこのようになっている。

蟷螂窟_02

真っ暗でヌルヌルとした石の上を腰をかがめて移動しなければならない。その腰をかがめたしぐさが「かまきり」に似ているから「蟷螂窟」と言われるそうだが真偽のほどは不明。とにかく、壁や天井はどこもしっとりと濡れており、懐中電灯の光も視界のみをわずかに照らすだけ。もし電池が切れようもんなら発狂しそうだ。冷や汗をかいた体が、冷気でどんどん冷えていく。

というわけで、洞窟探検と楽しんでおれたのは一瞬。上の見取り図の「賽の河原」あたりでギブアップ。
どこまで続くか分からない闇というのはそれだけで恐怖なのに、水の滴る音のみが聞こえてくる中、アップダウンのある細い窟内で体を縮めて歩くというのは、普段使わない知覚が働くのか、ありえない連想を次々としてしまう。役行者が修行をしたと言われているそうで真偽のほどは不明だが、あの中にしばらく居れるというだけで、強靭な精神力を想像させるので武勇伝としては成立する。外に出た時の明るい日差しと暖かい空気を感じて、再生したような気分も少し味わえる。

2.の蝙蝠窟の入り口はこんな感じ。左端に写る川にかかった橋(スロープ)から洞窟に入る。

蝙蝠窟

蟷螂を体験した後なので、蝙蝠の方は軽く進める。写真中央あたりに役行者像あり。蝙蝠窟と言うだけに、蝙蝠もいるにはいるらしい。アップダウンはあるものの、外部に開けている箇所もあり恐怖感はそれほどない。

蝙蝠窟遠景

こちらが、蝙蝠窟の遠景。ここまで来たら、河鹿の滝と五代松鍾乳洞も近い。

河鹿滝

河鹿の滝。

このあたりの近くまで車でアクセスするなら、「ごろごろ茶屋」の駐車場(有料)が便利かと思う。

洞川にはまだまだスポットはたくさんあり、未踏のところも多いのだけど、今回は残り少ない夏休みに親子でも楽しんでもらえそうか?と思うところにしてみた。
各スポットの位置関係は、洞川の街のどこででももらえる「天川 洞川温泉ぐる~りマップ」が詳しいのだけど、とりあえずは洞川温泉観光協会HPにもマップあり。

リンクをはらせていただいている「お手軽秘境探検隊~関西の絶景スポットレビュー~」に蟷螂窟、蝙蝠窟の画像と記事がを公開されています。写真がステキです。
暗闇の修行場 ~蟷螂の窟~
岩窟探検 ~蝙蝠の窟~

タグ : 天川 洞川 蟷螂窟 蝙蝠窟 役行者 再生

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トゥクトゥク★雑貨021
2008/08/21 21:05 [Thu]
category:Pasar1(雑貨)
タイのオート三輪、「サムロー・タクシー」、通称:トゥクトゥクの車体(ディスプレイ用)。楽天って何でも売ってるなぁ・・・。


タイのオート三輪車『 トゥクトゥクの車体 』
幅290cm×奥行124cm×高さ160cm
840,000 円(税込、送料別)
■AJARA アジアンファッション館

タイの移動はバスで十分だけど、日本の観光地などでよくある「人力車」的興味で一度乗ったことがある。決して乗り心地の良い乗り物ではないし、メーターも確か無かった?ので値段交渉のストレスもあり、タイでは二度と乗らなかったが、形もかわいいし、個人で乗る分には楽しそうだなぁ・・・

と、思っていたら、愛知県に日本に唯一の正規ディーラーさんがあるよう。
株式会社 ニューズ

お値段はこんな感じ。

トゥクトゥク ICON スタンダードモデルで¥1,380,000 (税込)。
車検3年付 納期:約3ヶ月(オーダーの場合)
EF660ccエンジン搭載 (2色塗装、ノーマルバンパー)
※自賠責、重量税、ナンバー代、送料は別


ナンバーは自動二輪。要普通自動車免許。車庫証明不要。タクシー営業不可。
ICON 660 '05モデル~というのは、運転席を含めて乗車定員4名。高速道路も走行可能。
ダイハツ製 EF型 660ccというリビルトエンジンを搭載している。

街で乗るのは少々気おくれしそうだが、天川や川上で走るとかなり楽しそう。
イベントや撮影用にレンタルや、チェンマイ仕様、屋台仕様などもある。

公道をホントに走っている映像もYouTubeで公開されている。



いろいろ活用方法がありそうじゃない?

タグ : タイ トゥクトゥク

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洞窟には何がある?★Book018
2008/08/23 23:19 [Sat]
category:Book
洞川の蟷螂窟に入ると五感が混乱して、精神的に不安定になり、ありえない連想をしてしまうと書いた。[過去記事:洞川には何がある?02]。でも入場料を支払って入るような観光スポットなので、個人差はあれど本来は恐れることは無い。

しかし、なんだか得たいの知れない怖さが漂うのには、たとえば内部に「賽の河原」だとか、「役行者の隠れ岩」だとか「弥勒の渕」などと、名前がついているところにもあると思う。他の洞窟でも、そのような名前や、あるいは鍾乳洞の形状などにちなんで「●●富士」「蛇の●●」など、自然あるいは超自然的というかシンボリックなモノを連想させる名前がつけられているところが多いように思う。

何も見えない闇に名前がつけられると、たとえば「行者はよくもこんなところで修行したなぁ・・・」とか、「この”賽の河原”を超えたら、もしかしたら戻れなくなるんじゃないのか」と、その真偽を超越して脳が勝手にイメージを描き始めるから面白い。

この名前をつける行為がどうこう言いたいのではないんだけど・・・そもそも名前をつけたのなんて、たかだか数十年ぐらい前ではないかと想像される。そうでなくとも役行者は634年生まれと言われているから、せいぜい1300年ほど前のこと。洞窟はそれよりずっと以前、それこそ先史時代からそこにあり、先史時代の人が描いたであろう壁画が残るところも世界にはある。そんなものを実際に見たら眩暈に襲われるであろうと想像できる。

洞窟はフランス語で「la grotte」。

洞窟へ―心とイメージのアルケオロジー洞窟へ―心とイメージのアルケオロジー
(2001/07)
港 千尋

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本書の中で、著者は自身の洞窟趣味(グロテスク)には「イメージの起源」からイメージのみならず何らかの「起源(アルケー)」を見たいという強い欲望が働いていると内省する。
個人的には知識が及ばないところも多く、サッササッサと読める本ではなかったので、要約は以下、アマゾンの商品説明引用。

先史時代の洞窟は人間の脳である-。認知考古学をもとに洞窟壁画の秘密に迫るとともに、旧石器人の心の進化のプロセスを解明した画期的な洞窟論。アンドレ・ルロワ=グーランのエッセイ、「ガルガスの手」を巻末に訳出。
-----目次-----
1.海底洞窟の驚異
2.プロジェクションの神話
3.ネガティブハンドの謎
4.記憶のシステム
5.脳と洞窟
6.美しき動物たち
7.変身の力


と、ワクワクする内容ばかりなのだが、感覚的にはまだ8割ぐらい未消化。とりあえず、「トランス」、「シャーマン」への関心から、後半で紹介されているシャーマニズムと先史芸術の関係に関する研究の紹介が興味深かった。興味の部分がうまくまとまるかどうか分からないけど、備忘録的に書いておこうと思う。

サン族の岩絵や世界各地の旧石器時代の芸術に現れる幾何学模様が、いくつかの内在光(瞼を軽く押さえたときに現れる燐光や、覚醒時に見られるのグリッドやドットやジグザグ)のパターンにまとめることができるというもの。そして内在光のパターンというのは幻覚へ移行し、サン族のシャーマンは、内在光のパターンを岩の表面に「見る」ことができ(第1段階)、卓越したシャーマンは内在光のパターンから別のパターン(意味を持つイコン)を想像でき(第2段階)、最終的にシャーマンはトランス状態のなかで、表象を超えて動物そのものになる(第3段階)。サン族の岩絵にしばしば描かれている半獣半人は、この第3段階のシャーマンの状態を示している。そして、この1~3段階のイメージのすべては旧石器時代の洞窟画や岩絵に見られる。

先史時代から歴史時代への連続を真に担っているのは人間でも動物でもなく、「魔術師」すなわち「変身するもの」ではなかったという眩暈のするような衝撃を受ける。(本文より)


やっぱりまとまらん・・・読み直してまた後日。

タグ : 洞窟 港千尋 トランス シャーマン

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古代から来た未来人★Book019
2008/08/25 12:28 [Mon]
category:Book
『洞窟へ』から先史時代つながり。

こちらは、日本の古代人の心を探求した民俗学者、思想家、詩人、作家・折口信夫伝。2006年に放映された『私のこだわり人物伝 折口信夫』(NHK)のテキスト他+書き下し。新書・NHK放映用テキストなので、分かりやすい内容。民俗学、折口を知らなくても抵抗無く読めて、思想の概観もできる。

古代から来た未来人折口信夫 (ちくまプリマー新書 82)古代から来た未来人折口信夫 (ちくまプリマー新書 82)
(2008/05)
中沢 新一

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折口の言う「古代」とは・・・

『古事記』や『万葉集』が編纂された、奈良時代のような特定の時代のことを意味しているものでもなく、列島の縄文人たちが大陸や朝鮮半島から渡ってきた「古代国家」の精神に触れ始めた頃のことだけをさしているわけでもない。もっと根源的にとてつもなく古い心の動き、ひょっとすると一万年を超える縄文時代のさらにその奥にまで到達していくかもしれない。(本書より引用)


その古代人の心を「類化性能」というアナロジーの力を駆使して、文字記録の余白や全国の祭の奥に掘り当てようとし、そこから到達した思想は、非常にエキセントリックで先鋭的(→未来人)と著者。

また、本書は「折口思想の中から、21世紀の日本人の思想として生き続けるに違いないと思われるエッセンスを取り出す試み」となっている。思想というとちょっとややこしいのだけど、著者が分かりやすく取り出している事例としては2つ。

1.芸能のありかた、愛し方
それこそ記紀神話の記載や、大陸、朝鮮半島からの伝来よりはるか以前に芸能の起源を見たとき、芸能者は「野生の思考」に忠実に生きようとした人々であり、古代的な「まれびと」の思考をいき続けていた広い意味での「貴種」に属する人々。あらゆる芸能が、本質においては「この世」と「あの世」を行き来できる怪物(モンスター)であり、不穏なもの。

折口信夫は怪物としての芸能を誉めたたえ、怪物だからこそ好きだと語り続けた。折口の学問をよみがえらせることによって、私は日本の芸能をふたたび怪物として生まれ変わらせたいと、願っている。(本書より引用)


著者の具体例が、三波晴夫(あとがき)しかないのだけど・・・。

2.日本独自の思想~社会・経済のあり方
もちろん、かなり注意深く書かれているが「神道の超宗教としての実現」。論理的な表現としては、「ムスビ」の神を基本にすえ、「物質」「生命」「魂」三位一体の構造とした未来の神道。
著者は、キリスト教の「父」「子」「聖霊」の三位一体説が、資本主義を動かしている経済原理と、親和性があり、西欧では宗教と経済の間に「同型性(イソモルフィズム)」が働いてきたという著書も書いており、日本においては、

(折口の言う)三位一体の構造をしたムスビの神の考えは、宗教の領域をはるかに超えて、経済や社会のありかたにまで深く浸透していく力を持った、根源的な原理をあらわしている。


というところまで書いている。こちらは具体例がなくちょっとファンタジックな印象。まずは西欧と資本主義に関する著書を読みましょうということか・・・。
『緑の資本論』
『愛と経済のロゴス―カイエ・ソバージュ〈3〉』 (講談社選書メチエ)

折口が古代の「精霊」のあらわれを見た、「奥三河の花祭り」の鬼。

花祭
Attention! The YouTube addict.

タグ : 折口信夫 中沢新一 奥三河の花祭り

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ディック・リー01★CD011
2008/08/26 02:14 [Tue]
category:CD/DVD
以前、久保田麻琴さんがプロデュースしたエルフィ・スカエシのアルバムのことを書いたが[過去記事:ダンドゥット★CD006]、その頃、久保田氏はディック・リーにも出会っている。

ディック・リーが日本で紹介された当時、音楽よりも「マルチな才能に溢れたアジアの富裕層出身のアーティスト」というハイ・クラ~スな印象、あるいはエレガント系韓流スター的ルックスの印象が強く、どうもとっつきにくかったが(というか、アイドル的人気が出たのはそれゆえだったのだと思うが)、改めて聞くとかなり面白かった。

MadChinaman_s.jpg エイジア・メイジア_s Orientalism_s.jpg year-of-the-monkey_s.jpg

左から
マッド・チャイナマン 1990/WEA MUSIC
エイジア・メイジア 1990/WEA MUSIC
オリエンタリズム 1991/WEA MUSIC
イヤー・オブ・ザ・モンキー 1992/WEA MUSIC

久保田氏と共同プロデュースは2枚目と3枚目。

「こんな面白いのがいるよ」って、中村とうようさんが『マッド・チャイナマン』(1989)のカセットのコピーを送ってくれたんですね。シングリッシュのラップ、中国の童謡、インドネシアの民謡なんかを使って、ミクスチャー文化のシンガポールを正面からコンセプトに据えていた。(中略)あとで知ったのは、彼はシンガポールの1956年生まれの南洋華人系で、何世代も前からあるマラッカの名家の出の才人、歌手で作曲家、演出家、ファッション・デザイナー。いまではそれらをひっくるめた実業家として活躍しています。(久保田麻琴著『世界の音を訪ねる―音の錬金術師の旅日記』


久保田氏の著書については[過去記事:世界の音を訪ねる★Book009

シングリッシュ・ラップのRasa Sayang。


dick lee sings rasa sayang at 2004, 30th anniversary concert

ディック・リーは、『マッド・チャイナマン』を最後に音楽活動をやめようと思っていたが、シンガポールで思わぬ大ヒットし、久保田氏の誘いを受けて共同で『エイジア・メイジア』を制作。同時に『マッド・チャイナマン』も日本で発売される。

東京ツアー(1991)。彼のテーマが語られている。

Dick Lee - THE MAD CHINAMAN

つづきは次回に。

タグ : ディック・リー シンガポール 久保田麻琴

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ディック・リー02★Movie023
2008/08/27 11:30 [Wed]
category:Movie
[ディック・リー01★CD011]のつづき
久保田麻琴さんの著書にも出てくるが、後半のインタビューの聞き手・田中勝則さんは、自身の著書でもディック・リーの音楽の面白さを次のように語る。

いま聞けば、これらのアルバムにおけるディックの音楽は、実にバンサワン的だったのだと思う。(中略)インドネシアの「ブンガワン・ソロ」やら日本の「スキヤキ」やらインドの曲やら、貪欲に幅広いレパートリーを織り込み、さらに『エイジア・メイジア』ではインドネシアや香港から多彩なシンガーたちもフィーチャーして、独特のショウ・アップした内容を聞かせる、そんなカラフルかつポップな感覚。そしてそこにストーリーを感じされるプロデュース・スタイルなどは、まさにディックの心の奥底に宿るバンサワン的な部分に思えてならない。(田中勝則著 『インドネシア音楽の本』 1996/北沢図書出版)


バンサワン??と、これまた面白そうだけど、大変そうな足枷をはいてしまったのだが(泣)、ひとまず「多彩なシンガーたち」をフィーチャーした2曲。

タミール女優ジャシンタをフィーチャーした「ムスタファ」(『マッド・チャイナマン』)


Dick Lee - MUSTAFA
Mustapha - Dick Lee


香港の歌姫サンディ・ラム「Lover's Tears」(『エイジア・メイジア』)

林憶蓮 情人的眼淚 MV (From Dick Lee JP LD)

つづきは次回に。

タグ : ディック・リー 久保田麻琴 田中勝則 サンディ・ラム ジャシンタ

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ディック・リー03★TP018
2008/08/29 10:13 [Fri]
category:Time & Place
このブログは、とりあえず300記事を目標にしているのだけど、本記事は151本目のエントリー記事。折り返し地点に来てしまったが、未だ「なぜ、アジアは好奇心をかきたてるのか?」という謎は解けるどころか深まるばかり・・・

しかし、気をとりなおして[ディック・リー02★Movie023]のつづき。

さて、前記事で置き去りにした「バンサワン」とは19世紀中盤~後半に登場し、1920年代~30年代にマレーシアやインドネシア一帯でいくつもあり、また、幅広い人気を博した大衆演劇の旅芸人たちのことらしい。その行動範囲は広く、行く先々で出会った音楽を自分たち独自にデフォルメし、別の土地で演奏する。別の土地の人は「なんや、このエキゾチックな感じは~!」となって、また人気が出る。そうやってレパートリーを増やしながら、いわゆる民俗音楽や民俗芸能とは違った、無国籍で、どこかいかがわしく、不穏な文化を作り出していったという。

バンサワンの詳細については、成立過程、当時の社会状況等々も田中勝則著 『インドネシア音楽の本』 (1996/北沢図書出版)には詳しく書かれているので、そちらを読んでいただければと思う。とにかく、ディック・リーの血筋とか、そういうことではなく、そのバンサワンの伝統をディック・リーは引き継いでいるから面白いのではないかというのが田中勝則さんの論だ。

動画は無いのだけど、中国の管楽器に始まり、インドのタブラ、サビにガムラン音階、それにポップスが絶妙なバランスでミックスされた無国籍感満載の「エイジア・メイジア」。


Dick Lee - Asia Major

バンサワンの伝統を引き継ぐ云々については、当時のバンサワンの音を聞けないので、なんとも言えないのだけど、田中さんが同書の中で、もう一人バンサワンの伝統を引き継いでいると書いているのがP・ラムリー。YouTubeにも、とにかくこの人の映像はたくさん上っていて、全く知らなかったのだが、シンガポールでマレー映画を盛り上げた人気映画俳優・監督、作曲家、歌手。超有名人。1973年40代の若さで亡くなっているそう。


Joget Malaysia (P. Ramlee)

今や日本では「クリーンでヒューマンなMr.シンガポール」のイメージが定着してしまったディック・リー(本来的にそういう人だったのかもしれないが)。もちろん、それを否定するつもりもないし、活動を追ってきたわけでもないのだけど(その後の活動については、こちらのサイトが詳しい)。

何が言いたいのかというと、「マッド・チャイナマン」など、[ディック・リー01★CD011]の音楽やジャケットを見る限り、「かっこいいアジアンポップ・ミュージシャン」という括りではない豊穣なままの受け止め方を当時の日本ができていたら、もっと面白いことになってた・・・かも。

タグ : ディック・リー 田中勝則 P・ラムリー 1930年代

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ぼくがうまれた音★Book020
2008/08/31 19:02 [Sun]
category:Book
ミュージシャン近藤等則さんの絵本。

目で見ることができない音とそれが広がる空間、その背景に広がるコスモロジーまでもが表現されたステキな本。「日本傑作絵本シリーズ」。なるほど。ホントにすばらしい。

ぼくがうまれた音 (日本傑作絵本シリーズ)ぼくがうまれた音 (日本傑作絵本シリーズ)
(2007/03)
文・近藤 等則/絵・智内兄助

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絵は同級生でもある画家、智内兄助さん。
独特の色使いの空間に、幼い子どもの目に映る景色やモノ、神々や妖怪たちまでもがうごめき、近藤等則自身と彼の音感覚を育んだコスモロジーがたち現れる。

胎内音、そして生まれて初めて耳にした来島海峡のうずしおの音

夜泣きして母に連れられた海辺、星と満月と海の饗宴

おきゅうに逃げ出すカンの虫の鳴き声

おじいさんに連れられた浪曲ライブ

鍛冶師の父の仕事場、大きくはでな金属音に気持ちよくなる僕

造船所の進水式が好きだった。「海に出れば、世界はひとつにつながっているのです」

龍神社のまつりをまねて テンテンテレツク テテンガテン

・・・・


近藤等則さんについては、またの機会に。

タグ : 近藤等則 智内兄助 コスモロジー

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