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古代から来た未来人★Book019
2008/08/25 12:28 [Mon]
category:Book
『洞窟へ』から先史時代つながり。

こちらは、日本の古代人の心を探求した民俗学者、思想家、詩人、作家・折口信夫伝。2006年に放映された『私のこだわり人物伝 折口信夫』(NHK)のテキスト他+書き下し。新書・NHK放映用テキストなので、分かりやすい内容。民俗学、折口を知らなくても抵抗無く読めて、思想の概観もできる。

古代から来た未来人折口信夫 (ちくまプリマー新書 82)古代から来た未来人折口信夫 (ちくまプリマー新書 82)
(2008/05)
中沢 新一

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折口の言う「古代」とは・・・

『古事記』や『万葉集』が編纂された、奈良時代のような特定の時代のことを意味しているものでもなく、列島の縄文人たちが大陸や朝鮮半島から渡ってきた「古代国家」の精神に触れ始めた頃のことだけをさしているわけでもない。もっと根源的にとてつもなく古い心の動き、ひょっとすると一万年を超える縄文時代のさらにその奥にまで到達していくかもしれない。(本書より引用)


その古代人の心を「類化性能」というアナロジーの力を駆使して、文字記録の余白や全国の祭の奥に掘り当てようとし、そこから到達した思想は、非常にエキセントリックで先鋭的(→未来人)と著者。

また、本書は「折口思想の中から、21世紀の日本人の思想として生き続けるに違いないと思われるエッセンスを取り出す試み」となっている。思想というとちょっとややこしいのだけど、著者が分かりやすく取り出している事例としては2つ。

1.芸能のありかた、愛し方
それこそ記紀神話の記載や、大陸、朝鮮半島からの伝来よりはるか以前に芸能の起源を見たとき、芸能者は「野生の思考」に忠実に生きようとした人々であり、古代的な「まれびと」の思考をいき続けていた広い意味での「貴種」に属する人々。あらゆる芸能が、本質においては「この世」と「あの世」を行き来できる怪物(モンスター)であり、不穏なもの。

折口信夫は怪物としての芸能を誉めたたえ、怪物だからこそ好きだと語り続けた。折口の学問をよみがえらせることによって、私は日本の芸能をふたたび怪物として生まれ変わらせたいと、願っている。(本書より引用)


著者の具体例が、三波晴夫(あとがき)しかないのだけど・・・。

2.日本独自の思想~社会・経済のあり方
もちろん、かなり注意深く書かれているが「神道の超宗教としての実現」。論理的な表現としては、「ムスビ」の神を基本にすえ、「物質」「生命」「魂」三位一体の構造とした未来の神道。
著者は、キリスト教の「父」「子」「聖霊」の三位一体説が、資本主義を動かしている経済原理と、親和性があり、西欧では宗教と経済の間に「同型性(イソモルフィズム)」が働いてきたという著書も書いており、日本においては、

(折口の言う)三位一体の構造をしたムスビの神の考えは、宗教の領域をはるかに超えて、経済や社会のありかたにまで深く浸透していく力を持った、根源的な原理をあらわしている。


というところまで書いている。こちらは具体例がなくちょっとファンタジックな印象。まずは西欧と資本主義に関する著書を読みましょうということか・・・。
『緑の資本論』
『愛と経済のロゴス―カイエ・ソバージュ〈3〉』 (講談社選書メチエ)

折口が古代の「精霊」のあらわれを見た、「奥三河の花祭り」の鬼。

花祭
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タグ : 折口信夫 中沢新一 奥三河の花祭り

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