アジアの好奇心~KajengKliwon
アジア(とりわけ島)はなぜ好奇心をかきたてるか?その疑問を追究したいと思います
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アジアに惹かれるこの感覚をネット上のメディアなども使って具体化、普遍化させるべくブログに取り組んでいる。目標300記事。

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ディック・リー03★TP018
2008/08/29 10:13 [Fri]
category:Time & Place
このブログは、とりあえず300記事を目標にしているのだけど、本記事は151本目のエントリー記事。折り返し地点に来てしまったが、未だ「なぜ、アジアは好奇心をかきたてるのか?」という謎は解けるどころか深まるばかり・・・

しかし、気をとりなおして[ディック・リー02★Movie023]のつづき。

さて、前記事で置き去りにした「バンサワン」とは19世紀中盤~後半に登場し、1920年代~30年代にマレーシアやインドネシア一帯でいくつもあり、また、幅広い人気を博した大衆演劇の旅芸人たちのことらしい。その行動範囲は広く、行く先々で出会った音楽を自分たち独自にデフォルメし、別の土地で演奏する。別の土地の人は「なんや、このエキゾチックな感じは~!」となって、また人気が出る。そうやってレパートリーを増やしながら、いわゆる民俗音楽や民俗芸能とは違った、無国籍で、どこかいかがわしく、不穏な文化を作り出していったという。

バンサワンの詳細については、成立過程、当時の社会状況等々も田中勝則著 『インドネシア音楽の本』 (1996/北沢図書出版)には詳しく書かれているので、そちらを読んでいただければと思う。とにかく、ディック・リーの血筋とか、そういうことではなく、そのバンサワンの伝統をディック・リーは引き継いでいるから面白いのではないかというのが田中勝則さんの論だ。

動画は無いのだけど、中国の管楽器に始まり、インドのタブラ、サビにガムラン音階、それにポップスが絶妙なバランスでミックスされた無国籍感満載の「エイジア・メイジア」。


Dick Lee - Asia Major

バンサワンの伝統を引き継ぐ云々については、当時のバンサワンの音を聞けないので、なんとも言えないのだけど、田中さんが同書の中で、もう一人バンサワンの伝統を引き継いでいると書いているのがP・ラムリー。YouTubeにも、とにかくこの人の映像はたくさん上っていて、全く知らなかったのだが、シンガポールでマレー映画を盛り上げた人気映画俳優・監督、作曲家、歌手。超有名人。1973年40代の若さで亡くなっているそう。


Joget Malaysia (P. Ramlee)

今や日本では「クリーンでヒューマンなMr.シンガポール」のイメージが定着してしまったディック・リー(本来的にそういう人だったのかもしれないが)。もちろん、それを否定するつもりもないし、活動を追ってきたわけでもないのだけど(その後の活動については、こちらのサイトが詳しい)。

何が言いたいのかというと、「マッド・チャイナマン」など、[ディック・リー01★CD011]の音楽やジャケットを見る限り、「かっこいいアジアンポップ・ミュージシャン」という括りではない豊穣なままの受け止め方を当時の日本ができていたら、もっと面白いことになってた・・・かも。
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タグ : ディック・リー 田中勝則 P・ラムリー 1930年代

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この記事に対するコメント

trance tranceさま

こんばんは! ディック・リー懐かしいですね。
「マッド・チャイナマン」しか聴いたことがないですが、
このころの来日ライヴに行った記憶があります。
リーと女性ボーカルが大木を挟んで
かくれんぼのパントマイムをするなど、終始芝居っ気たっぷり。
記事に書かれているように、ライヴというよりは
まさに旅芸人一座を観劇したような感覚でした。
【2008/08/30 21:34】
URL | シャケ #sZs0QYOw [ 編集 ]

シャケ様
ご訪問、コメントありがとうございます。
貴ブログ、いつも楽しく読ませていただいています。

当時の来日ライブは楽しそうですね。ぜひ見たかったです。

愛知博の頃の映像などを見ると、ただの有名なアジア歌手という感じになってしまっていますね・・・。

日本の「売らんかな市場」で、実際に目に見えていない部分が、見えている部分に覆われてしまったようで、音楽ファンとしては少々悲しい。しかし、それでディック・リーが本意であれば、まぁいいか・・・という感じですが。

また遊びに来てください。
【2008/08/30 23:42】
URL | trance trance #mUq88ZHE [ 編集 ]


trance trance さま

こんばんは。再コメ失礼します。
遅くなりましたが、リンク追加させていただきました。(ずっと前からリンクしてたのですが、なぜか反映しなくて)よろしくお願いします。

ディック・リーは、プロデュース業に才を発揮するほうが、本人にとっては合っているようですね。元々、ミュージシャン志向ではないような。
でも、そうしたバックグランドがアジアの音楽を俯瞰するワールドワイドな作品作りに繋がったのかもしれませんね。
【2008/09/01 00:05】
URL | シャケ #sZs0QYOw [ 編集 ]

シャケ様
再コメ大歓迎です。
リンクもありがとうございます。

なるほど。ミュージシャン志向でないとおっしゃるように、どのアルバムもミュージシャンのCDというような感じではないです。映画のサントラのようでそうでないような、その不思議な感じがなんともいいのですが・・・。

ぜひ、またお越し下さい。
【2008/09/01 00:42】
URL | trance trance #mUq88ZHE [ 編集 ]


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