アジアの好奇心~KajengKliwon
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旅の芸人02★Book025
2008/10/15 00:30 [Wed]
category:Book

たとえば、の計算である。安田さんが人間ポンプを舞台で演じ始めたのが1950年として、それから45年間、1年365日のうち約3分の1、120日を舞台に立ち、1日平均10回人間ポンプを演じたとしよう。安田さんが生涯に火を吹いた回数は、108000回というべらぼうな数字になる。(本文より引用)


安田里美
見世物稼業―安田里美一代記
鵜飼正樹・著 2000年 新宿書房

1988年から1995年に安田里美さんが亡くなるまで、岐阜県大垣市の自宅や興行先で、安田さんの生い立ちから見世物小屋全盛期の頃、出し物の数々、芸についてなどの聞き書きをまとめた名著。安田さんの語り口をそのままにした文章は、著者の安田さんへの深い愛情とあいまって、TVのドキュメンタリー番組なんかの数十倍のリアリティで迫ってくる。

首から下がヘビだとか、クモだとか、腰から下がタコ娘やとかいうてみんなやっとるのは、あれはネタモン。テッカリモンやわな。テッカリちゅうたらガラスのこと。電球のこともテッカリちゅうたわな。ガラス使って、テッカリを使ってやるんやな。クモ娘でもそうやし、みなテッカリモンや、全部。(本文より引用)


安田里美という芸人が時代をどう生きたか。安田里美という芸人を通してみた戦前、戦中、戦後の日本。さまざまな芸を習得していく様子や、出し物の仕掛けをオリジナルで考案する話しも面白かったが、終戦後、マジック、五丁椅子、一丁ブランコ、人間ポンプ、気合術などの演芸で、学校まわりをしていたという話も興味深い。

保護者用の割引券をつけた入場券を、学校でさばいてもらって、昼は子ども、夜は保護者と連日の大賑わい。教育委員会から感謝状まで出たことがあるという。病院の慰問で火吹きの芸まで披露したというから驚きだ。

当時は、まだ、多様さを当然として受け止めていたからこそ。
そして、誰もが芸に何かを変える力を認め、芸人との正しい接し方を知っていたからこそ。
だと思った。

旅の芸人、もう少し続く。
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タグ : 安田里美 人間ポンプ 見世物小屋

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この記事に対するコメント

祭りや縁日といった非日常空間と結びついた大道芸は、
いかがわしいものでありながら、心ときめかせるものがありましたね。
ヨーロッパならカーニバルとジプシー、非日常空間は 人間に
心の闇を見せ、日常生活をもう一度見直させる良い機会でもあったように思います。

そんないかがわしくも心ときめかせる祭りと大道芸を見なくなりましたね。
【2008/10/16 03:14】
URL | ひかるの #- [ 編集 ]

ひかるの様
ご訪問、コメント、ありがとうございます!
まさに、おっしゃるとおりだと思います。

日常のささいなことだけに一喜一憂するような感情は、管理する側からはとても扱いやすいけれど、もろく、壊れやすく、とても危険な感情だと思います。

いかがわしくも、心をわしづかみにするような芸に触れたときの、ザラザラとした何ともいえない感情は、意外に長く、強く、逞しいもので、そういう感情が湧き出てくるような体験ができる機会は、少なくなってしまいました。

【2008/10/16 22:42】
URL | trance trance #- [ 編集 ]


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