アジアの好奇心~KajengKliwon
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旅の芸人03★TP020
2008/10/20 00:29 [Mon]
category:Time & Place
『見世物稼業―安田里美一代記』(鵜飼正樹・著 2000年 新宿書房)の中で、もう一つとても気になった箇所がある。

マキツギ 「蛇女」の看板絵

安田里美さんは、ヘビを食べる芸(マキツギ)の話で、次のようなことを言っている。

このマキの荷物(出し物)はね、三年なら三年、二年なら二年、年を切ってやらなきゃいかんの。アラガミさまにお願いをして、とにかくたとえば、三年なら三年ね、ひとつ、巳(み)ィさん、もうけさしてくださいと。かならず三年の今日なら今日、たとえば二月の十七日なら、三年目の二月の十七日が来たらかならずね、供養してやめますからつって、年を切ってやらなかったらダメ。ほんで、三年目の二月十七日が来たら、あるだけのマキを、全部、きれェにふいて、卵飲ますかお水でも飲まして、ほんでダァーッと全部逃がしてやって、中に入っとるお客さんに、袋何でもええからアメ玉でも袋に入れて、みんなにパァーッと配って、供養して、ほんでやめなかったらダメなの。あんなん、ズルズルベッタリやっとったら、今に絶対に、あのう、あれ(たたり)がくる。(前掲書より引用)


超自然な力を芸という商売に利用させてもらっているのだという確かな感覚が感じられる。

また、マキツギには独特の「タンカ」(呼び込みの口上)がつけられる。たとえば

生まれましたのは、東北でございます。(中略)不思議なことに幼いときから、虫のせェか、疳が強かったのか、煮たもの焼いたものはいやだというて食べない。ひまさえあれば、裏の山や田んぼに出ては、きたない虫をとって食べておった。・・・


嘘か本当かということではなく、芸の発生の背景に想像を超越しつつ、その世界の時間と空間を共有できるようなエピソードがストーリーとしてあることが前提なのだ。

以前、中沢新一氏が折口信夫さんの思想に言及した著書から、折口さんが芸能者というのは、古代的な「まれびと」の思考をいき続けていた広い意味での「貴種」に属する人々で、あらゆる芸能が、本質においては「この世」と「あの世」を行き来できる怪物(モンスター)であり、不穏なものだと、説いているというところを引用したことを思い出した。[過去記事:古代から来た未来人★Book019

旅の芸人、もう少し続く。
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タグ : 安田里美 マキツギ 折口信夫 タンカ

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この記事に対するコメント

安田里美さんの本、面白そうですね。
看板絵もやっぱりすごい。
今月上旬に催された伏見の御幸宮神社のお祭りに見世物小屋が来るというので、行ってみたのですが来ていませんでした。
聞いたところ、昔は毎年来ていたけどここ10年ほど来ていないそうです。
見世物小屋は単にエンターテイメント化したサーカスなどと違って、昔ながらの芸の雰囲気(それこそ「あの世」を感じさせるような)がまだ残っているのではと思い期待していたのですが、残念でした。
【2008/10/23 23:07】
URL | fukusuke #- [ 編集 ]

fukusuke様
こんばんわ!
ご訪問、コメントありがとうございます!!

看板絵は、それこそfukusukeさんがあげておられる、プシュカルラクダ市の見世物小屋の看板に通じるものがあるなぁ、と感じてたのですが。
http://kyokuchi.blog116.fc2.com/blog-entry-14.html
鼻から口に、蛇を通しているあたり・・・とか(笑)

伏見のお祭りには、どこの小屋が来ていたのでしょうね?随分と少なくなったようです。

また、ブログにもお邪魔します~。
【2008/10/25 00:45】
URL | trance trance #mUq88ZHE [ 編集 ]


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